これで作業がだいぶ楽になりました
次はいよいよ、wwwサーバを動作させ外部に発信できるようにします
Apacheの導入
wwwサーバは、現在は一番メジャーなApacheにします。
インストールは 「yum」で 簡単にインストールできます
Apache関連パッケージの確認
パッケージの確認は、「yum list」で確認できますが
apache のパッケージは「apache」ではなく「httpd」のようです
$ yum list | grep httpd httpd.x86_64 2.4.6-89.el7.centos updates httpd-devel.x86_64 2.4.6-89.el7.centos updates httpd-manual.noarch 2.4.6-89.el7.centos updates httpd-tools.x86_64 2.4.6-89.el7.centos updates keycloak-httpd-client-install.noarch 0.6-3.el7 base libmicrohttpd.i686 0.9.33-2.el7 base libmicrohttpd.x86_64 0.9.33-2.el7 base libmicrohttpd-devel.i686 0.9.33-2.el7 base libmicrohttpd-devel.x86_64 0.9.33-2.el7 base libmicrohttpd-doc.noarch 0.9.33-2.el7 base python2-keycloak-httpd-client-install.noarch
この中で、「httpd」「httpd-tools」をインストール
さらに、「ssl」の利用を考えているので「mod_ssl」もインストール
インストールは「yum install パッケージ名 パッケージ名 ・・」でインストールします
$ sudo yum install httpd httpd-tools mod_ssl 読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks Loading mirror speeds from cached hostfile base: ftp.iij.ad.jp extras: ftp.iij.ad.jp updates: ftp.iij.ad.jp 依存性の解決をしています --> トランザクションの確認を実行しています。 ・ ・ --> 依存性解決を終了しました。 依存性を解決しました ====================================================== Package アーキテクチャー バージョン リポジトリー 容量 ====================================================== インストール中: httpd x86_64 2.4.6-89.el7.centos updates 2.7 M httpd-tools x86_64 2.4.6-89.el7.centos updates 90 k mod_ssl x86_64 1:2.4.6-89.el7.centos updates 112 k 依存性関連でのインストールをします: apr x86_64 1.4.8-3.el7_4.1 base 103 k apr-util x86_64 1.5.2-6.el7 base 92 k mailcap noarch 2.1.41-2.el7 base 31 k トランザクションの要約 インストール 3 パッケージ (+3 個の依存関係のパッケージ) 総ダウンロード容量: 3.1 M インストール容量: 10 M Is this ok [y/d/N]: y ・ ・ 完了しました!
無事にインストールは完了しました
hddpdを起動し、確認してみます
サービスの動作は、「systemctl」で行います
再起動は「start」 、再起動は、「restart」 、確認は「status」です
$ sudo systemctl start httpd $ sudo systemctl status httpd ● httpd.service - The Apache HTTP Server Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; disabled; vendor preset: disabled) Active:active (running) since 水 2019-05-01 10:40:57 JST; 1min 13s ago Docs: man:httpd(8) man:apachectl(8) Main PID: 13875 (httpd) Status: "Total requests: 0; Current requests/sec: 0; Current traffic: 0 B/sec" Tasks: 6 CGroup: /system.slice/httpd.service tq13875 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND tq13887 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND tq13888 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND tq13889 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND tq13890 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND mq13891 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND 5月 01 10:40:57 server.kazuban.com systemd[1]: Starting The Apache HTTP Server… 5月 01 10:40:57 server.kazuban.com systemd[1]: Started The Apache HTTP Server.
緑色で 「active (running)」が表示されています。
正常に起動しています
自動起動するように設定
サーバを再起動しても自動的に起動するように設定します
自動起動の設定も、「systemctl」で行います
自動設定は「enable」 、無効設定は、「disable」 、有無確認は「is-enabled」です
まずは、確認してみます
$ systemctl is-enabled httpd disabled やはり自動設定は無効になってますから、有効にします $ sudo systemctl enable httpd Created symlink from /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/httpd.service to /usr/lib/systemd/system/httpd.service. 再度確認 $ sudo systemctl is-enabled httpd enabled 有効になっています
パケットフィルタリングの設定
centOS7は標準でファイアウォールが動作しているので、httpdのポートを許可する必要があります
ファイヤーウォールは「firewall-cmd」コマンドで設定します
「–add-service」で許可するサービスを追加しますが、このオプションだけでは、一時的な設定となるためFirewalldを再起動すると設定は消えてしまうようです。
永続的に設定するには、二通りあるゆです
「–runtime-to-permanent」で一時設定を永続設定に保存する方法と、 「–add-service」 の時に、「- -permanent 」も同時に指定する事もできます
ただし、後者の場合には、「 firewall-cmd –reload 」でリロードする必要があります
それでは、「http」を追加してみます
$ sudo firewall-cmd --add-service=http success $ sudo firewall-cmd --runtime-to-permanent success 確認してみます $ sudo firewall-cmd --list-all public (active) target: default icmp-block-inversion: no interfaces: enp9s0f0 wlp8s0 sources: services: ssh dhcpv6-client http ports: protocols: masquerade: no forward-ports: source-ports: icmp-blocks: rich rules: 「http」が追加されています
動作の確認
この状態で、WWWサーバは動作していますから、自宅内の他のPCのウェブブラウザでサーバのIPアドレスを入力すれば、ウェルカムページが表示されます
例えば、アドレスバーに、http://192.168.1.101(サーバアドレス)
ウェルカムページが表示されれば正常に動作しています
外部からのアクセス
外部からのアクセスを確認するには、ゲートウェイ(ルータ)で80番ポートをこのサーバーを指定して開放する必要があります
私の環境では「ポートマッピング」という項目でした
サーバーのアドレスに80番ポートを設定します
外部からアクセスするには、自宅のグローバルIPを知る必要があります
方法はネットで検索するといろいろヒットします。
例えば、自宅内PCから下記にアクセスすると、知ることができます
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
自宅のグローバルIPが分かったら、外部のPCのアドレスバーに http://「サーバアドレス」でウェルカムページが表示されるはずです
自宅内から確認したい場合、スマホなどでwifiの設定を無効して、アドレスを指定すれば、同様のウェルカムページが表示されれば外部への公開が確認できます。
確認が済んだら、外部アクセスは不可にする
インストール後の標準の状態では、セキュリティ的には危険が一杯のようです。
確認が済んだら、再度ルータの設定で80番の開放は不可にしておいたほうがいいと思います
https://www.rem-system.com/apache-security01/
公開する前には、こちらを参考に設定変更後にしたいと思います
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