このサイトへ来てくれる方は、製造業の方が多いと思います。
製造業は結構「目」を酷使しますし、高齢化も進んでいます。
私の場合は、右目の視力がおちてきて、飛蚊症も進み、スリガラス越しに見えてきました。
もしかすると、同様の症状の方もいらっしゃるかもしれません。
右目が先週終わり、今日は左目術後の一日目検査が終了したところで、記録を残します
なにかしら、参考になれば幸いです。
白内障の現状
調べてみると、白内障を発症する確率は60歳代で70%、70歳代で90%、80歳代で100%。
の情報があります。
そのうちの、何%が手術するのか?は分かりませんが、50%ぐらいでしょうか?
いずれにしても、かなりの確率で手術する事になると思いますし、高齢化の影響もあるのかもしれませんが、なかなか予約もとれません。
私の場合では、2が月半ぐらいかかりました。
私の目の状態
高校生の時に近視になり、それから眼鏡生活です。
徐々に進行し、コンマ代以下、100分代なのでいい精度ですが(^^;
眼鏡矯正で1.2ぐらいは見えていました。
その後、老眼にもなりましたが、遠近両用でどうにかなっていましたが、
ここ1,2年は見え辛らくなっていました。
以前から、右目に「飛蚊症」の症状はあったのですが、3か月ほど前から酷くなってきました。
右目だけで見ると、スリガラスを通したような、かすんで見えます。
カミサンに言ったところ、知り合いが「飛蚊症」がひどくなったと思ったら「網膜剥離」になってしまって大変だったのよ~と言われ眼医者へ行くことにしました。
診察結果、「右目」は完全に「白内障」。幸い「網膜」は大丈夫でした。
視力検査したところ「右目」はレンズ矯正しても「0.5」以上あがりません。
「左目」は「白内障」の症状はあるが手術するほどでもない状態でした。
「右目」は、手術を進められました。
「左目」は少し悩みましたが、「白内障」は治る事はなく、「進行」しかないとの事でこの際、両目をやってもらう事にしました。
レンズ選択
手術を決断すると、入れるレンズの種類を決めなくてはいけません。
「単焦点」・「多焦点:2焦点」・「多焦点:3焦点」の3種類あります。
「単焦点」は、遠方、中間、近方の狭い範囲しかピントが合わないでのいずれにしても眼鏡は必要です
「多焦点:2焦点」は、「単焦点」よりもピントが合う範囲は広がりますが、やはり選択した反対側は見えづらくなるようです。
「多焦点:3焦点」は、かなりの範囲をカバーでき、眼鏡も不要になる可能性もあるようです。
ただし、値段が全然違います。
病院によっても違うと思いまうが、私が通っている病院では
「単焦点」:約5万円(片目)
「2焦点」:約30万円(片目)
「3焦点」:約80万円(片目)
との事でした。さらに、「多焦点」の場合は、自分の希望と違った見え方になる場合もあり
値段が高い事もあって、苦情が出る場合もあるとの事でした。
当然価格もありますが、私の場合は、100分代の高精度?な視力で長い事過ごしてきたので、
いずれにしても眼鏡は必要だと割り切って「単焦点」に決めました。
「単焦点」では、焦点を合わせる大体の距離を決めます。
遠方にするか、一般生活で便利な中間距離か、手元や近距離か・・・
基本的には、手術前状態と、よく使う範囲で決めます。
私は、近視だったことと、PC画面を見ている時間が長いので、
50cm程度を基本にしてもらいました。
したがって、結局遠近両用の眼鏡は必要になります。
手術に影響がある疾患
他の目の病気以外でも、「糖尿病」「高血圧」「心臓病」「血液障害」「泌尿器系」などは
影響がある場合があるので事前に医者と相談したほうがいいです。
特に「血糖値」が高い場合には、合併症のリスクが高いようで、
私の病院では事前検査で「血糖値」の血液検査も行いました。
私の場合、10年ほど前から、血糖値が高いと言われていて、
「HbA1c」で6.5~6.8ぐらいあります。
7以上が続いたら、薬を飲まされそうだったので、10年前からマラソンを始めて、
意外とハマってしまって、フルマラソンも2回完走しました。
最近は、ほとんど散歩でごまかしていまが、事前血液検査では「6.8」でした。
もし「8.5」以上だったら、今回は手術できないと言ってました。
また、泌尿器系の薬を飲んでいる人も、手術前の数日は制限してもらうようです。
手術前スケジュール
3週間前
- レンズ決定
- 眼底検査
- 血液検査
- 薬・同意書、説明
- 主治医診察
8日前
- 手術内容の説明
- 手術当日のスケジュール
- 手術後のスケジュール
- 診察
3日前から
手術前、点眼薬開始
抗菌剤:一日4回
炎症を抑える:一日2回
前日
手術後は、一週間ぐらいは洗髪や洗顔ができないので、ここでしっかり洗っておきます。
当日
瞳孔を開く薬:家を出る1時間前と30分前
手術
手術前
約1時間前に来院。
数種類の目薬を点眼してもらいます。
手術15分ぐらい前から、麻酔薬も、2、3回点眼します。
私の場合、事前検査で瞳孔の開きが狭いようで、通常より時間がかかるか、
最悪特殊器具を使う必要があるかもしれないとの説明を受けてます。
手術中
いよいよ、手術室へ入ります。
手術イスに座ると仰向けに倒されます。
心電計、血圧計など計器類を装着されます。
頭が動かないように手術イスにおでこを固定されます。
顔には、手術側の目が開いているマスクを装着されます。
瞼は閉じないように、器具で固定されます。
マスク上から、手術側の目の上側に、不透明なシートを貼り付けます。
不透明なシートは、一部カットされ、先生の顔が見えてきます。
目の位置などの指示があり、目を洗浄されます。
部屋の電気が消灯され、手術台のライトが点灯します。
この状態では、ほとんど、3個のライトがぼんやり見えるだけになります。
洗浄なのか?なんなのか?目の中を液体がジャバジャバ流れていきます。
目の位置は、ぼんやり見えている、3個のライトのどこら辺を見ていてくれとの指示があります。
何をされているのか分かりませんが、液体を流されたり、眼球を押されたり
いよいよ手術が始まりました。
病院の事前説明では
- 目の切開:2~3mm
- 水晶体を超音波で砕いて取り除く
- レンズ挿入
- 標準で約10~15分で終了
急激な痛みなどは、ないです。
ただ、液体をジャバジャバ流すので、水中で目を開けた時のような、感じがあります。
また、作業によっては、目にゴミが入ってきたときのような違和感を感じる時もありました。
そんな感じが、終始続きます。
最終段階で、「レンズを挿入します」の説明があります。
ここも、痛みはあまり感じませんが、「むにゅ・・」と言うような、目ん玉を横から押された感じがしました。
その後、仕上げ作業が行われ、最後の消毒なのかな・・これがちょと沁みました。
「終了しましたぁ」でホットしましたが、手術イスを降りた時、少しフラフラしました。
無事終了
私の右目は、瞳孔が狭い事の指摘がありましたが、特殊器具は使わずに済みました。
ただ、濁りが多かったようで、通常より時間がかかったようです。
たぶん、20~30分かかったと思います。
昨日、左目も終了しましたが、慣れもあるのか、時間も短く右目よりも楽でした。
手術後
手術当日
手術後は、プラスティック製の保護器具を目にかぶせ、上からガーゼが貼られています。
そのまま帰宅しますが歩くのも結構大変なので、タクシーで帰宅しました。
その夜は、お風呂も入れないので、夕食後早めに休みました。
術後1日目
ガーゼを外してもらい、眼圧の検査があります。
次に主治医の診察があります。
右目のすりガラス状態は解消していました。
ただし、「飛蚊症」は残っています。
主治医に聞いたところ、しょうがない場合もあるとの事でした。
ここから、抗生剤、抗菌剤、抗炎症剤、4種類の点眼が始まります。
ここから、1週間は、首から下のシャワーはいいですが、洗髪、洗顔は禁止されてます。
術後3日目
視力検査。
私の右目は、レンズ矯正でも「0.5」以下でしたが、「1.2」まで回復していました。
主治医の診察でも、順調との事でした。
術後1週間
約一週間後ぐらいに、細菌感染症などの検査を行います。
この時、瞳孔を開く薬を使うので、診察後はまぶしくなります。
術後1か月
約1か月で、視力が安定してくるようです。
眼鏡を作り変えるには、これ以降がいいようです。
もし、極端に視力が変わってしまって、手持ちの眼鏡で不自由な場合には、
無料の貸し出し眼鏡も用意してあるようでした。
私の場合は、見え方は完璧ではないですが、車も運転できるレベルなので
このまま、一か月待ってみようと思っています。
感想
手術はそれほど長い時間でもないですし、すごい痛いわけでもないです、
ただ、けっしてリラックスできるものでもないですし、15分、20分と予定よりながくなると
精神的にも、きつくなってきます。
私の右目は、瞳孔の開きが悪かったことと、濁りが多く、通常の倍近く時間がかかりました。
白内障は治る病気ではないので、なにかしら不具合が出てきたら、
一度検診してみてもいいと思います。
白内障は誰でも発症する病気ですが、症状により、手術は必ずしも必要ではないと思います。
ただ、治る事はないので、気になる点があったら一度診察してもらう事をお勧めします。
特に、血糖値が高い方は、白内障は進みやすいとの情報もありますし、
瞳孔の開きも弱くなると言います、そうすると手術の難易度も上がってきます。
また上でもかきましたがHbA1cの値が高いと、手術もすぐにできない場合もあるので、
早めの受診をお勧めします。
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