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リニアライゼーション・「Gコード」円弧補間を微小直線化(フリーソフト公開)

輪郭の円弧補間Gコードを、微小直線補間に分割するアプリを公開しました。マシニングセンター加工精度向上目的で、XY各軸の比率を変更したい場合があります。同時5軸加工では、リニアライゼーション手法が利用されましたが、2軸加工の場合でも直線化する事で各軸違う尺度でスケーリングできる可能性があります。また、GGコード輪郭と特殊に変形するソフトの開発にも、使用できるかもしれません。フリーソフトで公開しています。
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カスタムマクロの読みやすい書き方を考えてみる

サイトへのコメントで記事ネタをいただきました。確かに、ネットなどで調べても、変数や分岐などの構文の書き方を説明している記事はよく見かけますが、読みやすさや保守を題材にした記事はあまり見つかりません。筆者自身ほとんど独学なので、はたして的を射た記事になるのかは、「?」ですが、自分の経験から、考えてみよ...
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Fanuc から OSP へ 変換ソフト公開

やはり、国内では二大巨頭だと思います。Fanuc と OSP。工具軌跡を定義する、基本的なGコードは、ほぼ同じですが、制御装置は各メーカーがそれぞれで開発しているので加工動作以外の機械動作や穴あけサイクルなどでは違いが多くあります。このサイトでも、下記で説明してありますので、チェックしてみてください...
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カスタムマクロ、G66モーダル呼び出しで固定サイクルを自作してみる。

前回、カスタムマクロプログラムの例として、ハイデンハインサイクルをマクロ化する例を紹介しました。ハイデンハインサイクルに比べると、ファナック固定サイクルの機能は非常に貧弱ですが、カスタムマクロを自作する事で、無限に拡張する事が可能です。今回は、カスタムマクロのモーダル呼び出し「G66」を利用して、穴...
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カスタムマクロでハイデンハインサイクルを作ってみよう!

最近、機械の立ち上げ作業でバタバタしていて、すっかり更新がご無沙汰しています。忘れられそうなので、5月の連休の空き時間で更新します。ネタとしては、以前から考えていたもので、ファナックカスタムマクロの使用例として、ハイデンハインサイクルをマクロ化してみたいと思います。ハイデンハインサイクルについては、...
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ハイデンハインのサイクル機能

ファナック系では、G73やG81~の固定サイクルと呼ばれている、ドリル加工用サイクルがありますがハイデンハイン制御機には、さらに高機能なサイクルが用意されています。変数で加工形状をカスタマイズできる点は、カスタムマクロに似ていす。多様なカスタムマクロが、標準で用意されているイメージです。さらに、ドリ...
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Fanuc と OSP の違い。

昔の資料を整理していたところ、違いを書きだしたメモが出てきました。最近はあまり必要としていませんが、とりあえず、残しておこうと思います。もう、15年以上前の資料なので、現在では変わっている箇所もあるかもしれません。この手の記事は、ネット上には沢山あると思うので、怪しい場合にはそちらも参考にしてくださ...
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NCデータをDXF変換するためのDXFフォーマットを解説します

前回公開した、NCデータ確認ソフトに、少し名前を変更しDXF変換機能を追加しました。「NcCheck2Dxf Ver3.41」こちらからダウンロードできます。機能追加にあたり、DXFファイルの情報を集めなおしたので、今回はDXFについての記事を書いてみます。以前の記事で、DXFには少し触れていますの...
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GコードNCデータの確認と学習支援ソフトを作ってみた

こちらで、ファナック系NCデータで図形を定義する方法を説明しました。絶対座標系(G90)の場合には、原点基準からのX軸やY軸の移動位置は、比較的イメージできますが、相対座標系(G91)モードの場合は、次の移動位置はわかりますが、全体的な図形形状はなかなかイメージできません。さらに、「I」「J」円弧の...
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カスタムマクロで段取り支援

オプション扱いの場合もありますが、CNC制御にはNCデータを操作したり、制御機のデータを読み書きしたりできる、マクロと呼ばれているプログラム機能があります。マクロは、簡易的ですがプログラミング的な言語構造と変数を使用できるため、NCプログラムをパラメータ化して汎用的なプログラムを作成する事ができます...
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DXFから、穴情報を取出す

外出自粛のなか、DXFデータの円要素を読み込み、穴情報を取り出すソフトを作成してみました。CADなどで描いた「円要素」を穴と捉え、位置や直径などを取り出します。取り出した情報ファイルはテキストやエクセルの他に、簡易的なNCデータも自動作成する仕様としました。DXFファイル「DXF」は「Autodes...
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NCプログラム/G91は意外と便利

下記で説明しましたが、ファナック言語で位置を司令するには「G90:絶対座標系」と「G91:相対座標系」の2種類の方法があります。通常は、図面を見ながらプログラムする場合など、「G90:絶対座標系」のほうが分かりやすいので、こちらを使用する場合が多いと思いますが、同じ形状が並んでいる場合や、穴やポケッ...
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NCプログラム/メイン・サブ構成のNCデータを一本化(パッケージ化)したい場合もあるよね!

前回は、複数種類のマシニングセンターを運用する場合、「メイン・サブ仕様」の構成をお勧めしました。ただ、サブプロに対応していない制御機やシミュレーションソフトの場合や、データ管理的には、一つのパッケージのNCプログラムのほうがいい場合もあります。そこで、メインプログラムのサブプロ呼び出し指令「M98 ...
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NCプログラム/プログラム構成

NCプログラムの構成は、大きく分けると2種類にわける事ができます。一つは加工に必要な準備機能で、もう一つは、実際の加工経路の動作指令です。さらに、マシニングセンターを対象にすると、準備機能は4つに分ける事ができます。CAMのポストプロセッサを編集する場合やプログラム全体の構成を検討する際、この基本構...
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NCプログラム/工具長補正

前回は「工具径補正」について説明しました。これは、定義されている輪郭(工具経路)を制御機に再定義(オフセット)させる指令です。この機能により、使用工具径や加工状況に合わせて「輪郭」を再定義し直す処理が省略できます。ただし、あくまでも定義輪郭に対して「オフセット」させる機能なので、横縦の比率など「輪郭...
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NCプログラム/工具径補正

前回、図形を定義する基本的なGコードの説明をしました。これで、工具経路の輪郭の定義はできるようになると思います。ただ、これは工具中心経路の定義なので、実際の加工を想定すると工具径も考慮する必要があります。また、マシニングセンターのような工具を自動で交換する機械の場合には、使用工具の長さも考慮しなけれ...
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NCプログラム/Gコード 工具経路指令

前回は、NCプログラムの概要を説明しました。今回は工具経路の図形を定義する指令に使用されるGコードについて説明します。ここまで理解できれば、二次元の図形をGコードで定義できるようになります。 絶対座標系と相対座標系 経路指令なので、「どこへ行け!」が基本になりますが「どこへ」の指令に2種類の指令方法...
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NCプログラム/プログラム構造

最近の投稿は、覚書きとしても残しておきたかったので、素人ながらLinux系の投稿が連続していましたが、今回は気分を変えて、今まで携わってきたNC関連の記事を書こうと思います。NCプログラムとは?NC工作機械のコントローラへの指令の集まりです。プログラムとありますが、ファナック系は基本的には命令コード...
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ファナック vs ハイデンハイン vs レダース

ファナックは、国内のみならず海外でも圧倒的なシェアを誇っています。信頼性や情報量の多さなどはやはりNo1です。私もファナック系やOSPなど国産機を長い間触ってきましたが、13年ほど前導入された5軸加工機で初めてハイデンハインを体験しました。これは新鮮でしたし、慣れてくると使いやすかったですね。一度、...
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