Ubuntu24.04LTSでWorsPressを動作させる。WordPress インストール、バックアップと復元

Linux (CentOS、Rocky、Ubuntu)

「RockyLinux9」への「WordPress」のインストールはこちらで説明しています。

WordPressを動作させる

最新のWordPressをダウンロードとドキュメント・ルートへ設置

・ホームディレクトリの仮のダウンロードディレクトリに移動
WordPress 最新版のダウンロード
・圧縮ファイルを展開
・WordPress ディレクトリ全体を、Apacheのドキュメント・ルートへ移動
・必要に応じて、「wordpress」ディレクトリ名を自分の環境へ変更
・WordPressディレクトリ全体の、ユーザーとグループの変更

MariaDBにデータベースと管理ユーザーの設定

「CREATE DATABASE」でWordPress用のデータベースを作成し
「GRANT ALL ON」でデータベースへ全権限を持つ ユーザを作成します。
mariaDBに wordpress用のデータベースを作成前に、設定情報をメモしておきます。
・データベース名:WpDb
・ユーザー名:WpAdmin
・パスワード:WpPasswd
・データベースホスト:local

WordPress 初期設定

さあ、準備が完了したので、アドレスバーに公開サイトURLを入力すると「初期画面」が出てくるはずですが、前回の「RockyLinux」同様、エラーが出てしまいました。

「php-mysql*」の状態を調べてみます

「RockyLinux9」では、「php-mysqlnd」が必要でしたが、「ubuntu2.4」では「php-mysql」のようなのでインストールします

インストール後再度公開サイトへアクセスすると、無事に初期設定 画面がでてきました。

「さぁ、始めましょう!」をクリックする事で、次の「ようこそ」画面で必要情報を入力する事でサンプルページが出てきます。

確認が済んだら、設定した「データベースのユーザー名」などの情報は、/home/www/html/blog/wp-config.phpに書かれているので、アクセス権は厳しくしておきます

Apacheの、rewriteモジュールとAllowOverrideの設定

WordPress設定のパーマリンクで「基本」以外の設定にしたい場合、Apache上でURLの書き換えを行う「mod_rewrite」モジュールを有効にする必要があります。
したがって、「mod_rewrite.so」モジュールが組み込まれている必要があります。
またパーマリンクの設定で、「基本」以外に設定した場合、URLの書き換えを行う設定がWordPressのディレクトリ内の「.htaccess」として作成されます。
apacheは「.htaccess」を見つけると、この設定を有効にしますが、AllowOverride がNoneで設定されていると「.htaccess」は無視されます。
「mod_rewriteモジュール」と「AllowOverride ディレクティブ」の確認を行います

WordPress バックアップとリストア

バックアップの詳細はこちらで紹介しているので、興味あればご確認ください
今回以前自作した、バックアップとリストアのスクリプトをダウンロード可能にしました。
環境をあわせれば、使用できると思いますし、スクリプトなのでご自身の環境に合わせる事で使用できると思います。

スクリプトの環境

基本的は構造は下記になります。

・「自分のホームディレクトリ」に「bin」ディレクトリを作成
・「bin」にスクリプトを保存し、スクリプトには実行権限「+X」もしくは「700」に設定
・「自分のホームディレクトリ」にバックアップ用「Backup」ディレクトリを作成
・「Backup」に「MariaDB」と「WordPress」のバックアップ用ディレクトリを作成

$ cd <—– ホームディレクトリに移動
$ mkdir ./bin <—– スクリプトを保存するディレクトリ
$ mkdir ./Backup <—– バックアップ保存用ディレクトリ
$ mkdir ./Backup/MariaDB <——– MariaDBデータ保存用ディレクトリ
$ mkdir ./Backup/Wp-content <—— WordPressコンテンツ保存用ディレクトリ

スクリプトのダウンロードと展開

下記からダウンロードし、展開して使用します。
https://www.kazuban.com/soft/wordpress-back-restore.tar.gz

5個のスクリプトが展開されます。
・MariaDB_Backup.sh   MariaDBデータベースのバックアップ
・MariaDB_Restore.sh   MariaDBデータベースの復元
・Tidyup_backfile.sh  バックアップデータの整理
・Wp-ContentRestore.sh  WordPressコンテンツの復元
・Wp-Content_Backup.sh  WordPressコンテンツのバックアップ

自分の環境に合わせて、編集

MariaDBデータベースのバックアップスクリプト

自分の環境に合わせて、変数を編集します。

実行すると、バックアップを開始します。
設定されている、バックアップディレクトリに、
「実行時の日付」-MariaDB.bak の名前で保存されます
もし、古いバックアップがある場合、その作成日が「DaysAgo=”4″」より古い場合削除されます

MariaDBデータベースの復元スクリプト

自分の環境に合わせて、変数を編集します。

復元スクリプトは、引数なしで実行すると、バックアップディレクトリに保存されているファイルのリストを表示するので、再度バックアップしたい日付のファイルを引数に指定して実行します。
「PreBackup=”Y”」に設定されている場合には、
復元前の状態のバックアップととり、確認後復元を開始します

WordPress内容の復元スクリプト

自分の環境に合わせて、変数を編集します。

MariaDBと同様に、引数なしで実行すると、バックアップディレクトリに保存されているファイルのリストを表示するので、再度バックアップしたい日付のファイルを引数に指定して実行します
復元前の状態のバックアップととり、確認後復元を実行します

WordPress内容のバックアップスクリプト

自分の環境に合わせて、変数を編集します。

バックアップは引数なしで実行が始まります。
事前にWordPressのディレクトリを日付付きのファイルに圧縮して保存します

バックアップ自動化

Linux の「Crontab」コマンドで、スケジューリングする事で自動的にバックアップする事も可能になります。
「crontab -e」でスケジュールを編集し、「crontab -l」で確認できます。
また、「MAILTO=」を設定する事で、指定ユーザーに結果をメールを送信してくれます

これで、プラグインを使用しなくても、Wordpressのバックアップが可能になりました。


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WordPress インストール、バックアップと復元

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